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施設アプリとハウスカード連携へ実証実験  福岡地所    マリノアシティ福岡で2月末まで


 地場大手総合デベロッパー・福岡地所株式会社(福岡市博多区住吉1丁目、石井歓社長)は、同社運営の商業施設「マリノアシティ福岡」において、同施設の公式アプリケーションと同社商業施設で使える共通のハウスカードとの将来的な連携に向けた実証実験を開始した。2月28日まで。
 株式会社NTTデータ(東京都江東区、岩本敏男社長)と九州カード株式会社(福岡市博多区、小石原冽社長)とで取り組むもの。マリノアシティ福岡では昨年12月20日からスマートフォンやタブレット端末でダウンロードすることで利用できる「マリノアシティ福岡アプリ」のサービスがスタート。施設内のイベントやタイムセール情報、クーポンなどのほか、施設を回遊している来場者の位置情報をつかんで適時店舗情報などを配信するアプリで、現在までに6500件がダウンロードされている。これに、マリノアシティ福岡で使えるポイントカード「f―JOYカード」の利用履歴を連携させて来場者の購買状況を把握すると共に、より細かな告知についての実証実験を行う。実験にともない、モニター募集を1月10、11、12、17、18、24、25、31日と2月1日の計9日間で実施し、各日先着100人、合計900人を募集する。
 今回の実験を経て、「マリノアシティ福岡アプリ」と「f―JOYカード」との連携による「CLOサービス」(クレジットカードの利用履歴や会員の属性情報を活用して送客を行うサービス)の実現を目指す。
 「f―JOYカード」はマリノアシティ福岡のほか「キャナルシティ博多」「リバーウォーク北九州」「木の葉モール橋本」で買い物をするとポイントがたまる共通のハウスカード。会員数は昨年末で約27万人。
 マリノアシティ福岡は167店舗が入居し、2013年11月から1年間の売上げが約222億円、レジ客数が約600万人。