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新規事業創出支援事業で地場5社が成果報告会 西日本シティ銀行


週刊経済2025年3月26日発行号

ウエムラグループや大賀薬局など

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は3月11日、KPMGジャパンと連携し地場企業の新規事業創出を全面支援するプログラム「NCBオープンアクセラレーター@福岡2024」の参加5社の最終成果報告会を博多区博多駅前1丁目の本店別館で開催した。

3回目となる24年度はウエムラグループ、㈱大賀薬局、九州自動車リース㈱、㈱渕上ファインズと、23年度に続くオブザーバー参加となる英進館ホールディングス㈱(以上福岡市)の計5社が約8カ月間にわたり、スタートアップ企業との協業による新規事業創出に取り組んだ。

5社のテーマ(カッコ内は協業企業)は発表順に、渕上ファインズが「フォトスタジオを利用した革新的な体験型フォトサービス」(㈱アブストラクトエンジン)、九州自動車リースが「取引先従業員間コミュニティーツールの開発」(㈱コミュカル)、大賀薬局が「福岡から世界へ ライブで繋がる大賀薬局越境EC」(クロスボーダーネクスト㈱)他、ウエムラグループが「住まいのノスタルジックアーカイブサービス」(㈱OpenHeart)他、英進館ホールディングスが「入試過去問題集の販売事業」(㈱学書)。この日はそれぞれのテーマの下、協業企業と新規事業創出に向けて取り組んだ企画検証・実証実験などの成果を発表。5社は今後、各テーマの事業化に向けて取り組んでいくという。

同プログラムは参加企業が自社で保有する技術やノウハウ、販路などのリソースと、スタートアップ企業が保有する革新的なビジネスモデルや先進的な技術・ノウハウを複合し新規事業を創出するとともに、参加企業内に新規事業創出の専門家を育成することを目的に年度ごとに実施。22年度は㈱QTnet(福岡市)、㈱久原本家グループ本社(糟屋郡久山町)、㈱ドーワテクノス(北九州市)、㈱にしけい、福岡ソフトバンクホークス㈱(以上福岡市)の5社、23年度は英進館ホールディングス㈱、一般社団法人グリーンコープ共同体、作州商事㈱、㈱テノ.ホールディングス(全て福岡市)の4社が参加している。