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新社長にJR九州の渡邊副社長が就任  JR博多シティ    丸山社長は相談役に


 アミュプラザ博多やアミュエスト、博多デイトスなどの博多駅ビル「JR博多シティ」を運営する株式会社JR博多シティ(福岡市博多区博多駅中央街)の新社長に6月29日付で、JR九州の渡邊晴一朗(わたなべ・せいいちろう)副社長が就任した。丸山康晴社長は相談役に就いた。
 渡邊新社長は佐賀市出身。1952年11月10日生まれの63歳。京都大学経済学部卒。78年4月、日本国有鉄道に入社し、87年4月九州旅客鉄道株式会社総合企画本部経営管理室副長、89年同副室長、95年6月営業本部販売部長、96年6月鉄道事業本部営業本部長、2003年6月取締役事業開発本部副本部長兼同企画部長、06年6月常務取締役事業開発本部副本部長兼同企画部長兼同博多駅開発本部長、08年6月代表取締役専務事業開発本部長などを経て、12年6月から代表取締役副社長事業開発本部長を務めていた。またJR博多シティの非常勤取締役を務めた経歴も持っていたことから、今回の新社長就任に至った。渡邊社長は「JR博多シティ開業から5年が経ち、商業の動きが博多地区一帯に広がってきた。丸山前社長の方向性を踏襲しながら新たな風を吹き込みたい」と抱負を述べた。
 新体制は次の通り。
 ▼代表取締役社長 渡邊晴一朗▼常務取締役 村山道雄、小池洋輝▼取締役 廣瀬一成、熊谷勇治、阿野智道、仁後祐介、舩越稔幸▼取締役(非常勤) 唐池恒二、本郷譲、森亨弘▼監査役 徳田哲也▼相談役 丸山康晴
 同社は1973年4月設立。資本金11億5000万円。JR九州の100%出資子会社。不動産賃貸業、物販店運営で業績を伸ばし、15年3月期の売上高は139億3505万円。同社が運営する全6施設の15年度合計売上高は1035億円と過去最高を記録した。