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新社長に高尾芳樹総合企画室長が就任  アサヒコーポレーション    総合企画室長、管理本部長兼務


 会社更生法下で経営再建中の大手靴メーカー株式会社アサヒコーポレーション(久留米市洗町一番地)の新社長に、3月30日付で高尾芳樹総合企画室長が就任した。
 高尾社長はみやま市(旧山門郡瀬高町)出身、1952年11月19日生まれの58歳、福岡県立八女工業高校機械科卒。1971年、前身の日本ゴムに入社、情報システム部長や内部監査室長などを務めた。社長就任後も総合企画室長、管理本部長を兼務する。趣味は弓道で教士七段、全日本弓道大会で優勝経験をもつ。みやま市弓道連盟会長を務めている。
 2010年12月期決算は、売上高が前期比11%減の191億23百万円、経常利益が同4・8%減の7億66百万円で減収減益だった。選択と集中をテーマに掲げ、物流面のコストの見直しや付加価値商品の開発を強化し、今期は売上高2百億円、経常利益15億円を見込む。最大261億円あった債務は、現在約103億円にまで減少し、2016年までに残りを返済する計画。高尾社長は「売り上げのこだわりを脱し、利益体質の企業に転換していく。また、企業理念の健康を追求した自社ブランドを強化する」と抱負を語った。
 同社は1892年(明治25年)創業、1918年(大正7年)設立、資本金8億4千万円、従業員9百人。2001年に更生計画の認可を受けた。