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新社長に長男の中村健一統括管理部長  中村製紙所    元通産省キャリア


 障子紙製造の株式会社中村製紙所(八女市津江)の社長に、7月1日付で中村健一統括管理部長が就任した。中村貴社長は代表権のある会長に就任した。
 これは経営陣の若返りを図ったもの。健一氏は貴会長の長男で、八女市出身。1972年6月3日生まれの39歳。九州大学大学院工学研究院卒。国家公務員第一種試験に合格後、97年通産省に入庁。アメリカなど海外勤務を経て、34歳の課長代理時に退職。05年に同社に入社し、社員教育や製造ラインの改造などを手がけてきた。趣味はゴルフ。
 同社は1872年(明治5年)創業。地元の工芸品などを販売する貿易商から始まり、製紙メーカーに業態を変更。法人化は1972年。資本金3千万円。社員数50人。11年2月期の売上高は10億12百万円、経常利益は約6千万円。売り上げの7割を占める障子紙の製造量は全国総製造量の35%を占めトップシェアを誇る。