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新社長に築城イオン執行役が就任  マックスバリュ九州    坂野社長はイオンSM事業EC議長に


 イオングループで、九州内にスーパーマーケットを展開するマックスバリュ九州株式会社(福岡市博多区博多駅東3丁目、築城政雄社長)の新社長に、5月10日付で、築城政雄・イオン株式会社執行役西日本カンパニー支社長が就任した。坂野邦雄社長は、グループのスーパーマーケット事業を統括するイオン株式会社SM事業EC議長に就任した。
 築城社長は1951年2月11日生まれの57歳、長崎県対馬市出身、高知大学文理学部卒業。74年ジャスコ株式会社(現イオン株式会社)入社、91年兵庫岡山事業本部改革部長、99年イオン倉敷店長、02年四国事業部長、03年神奈川事業部長、06年3月西日本カンパニー支社長、同年5月執行役就任。

 2月期は新規出店・営業外費用減で増収増益

 同社の08年2月期決算は、売上高に賃料収入を加えた営業収益が992億円で前期比6・9%増、経常利益は23億800万円で同36・5%増と増収増益になった。
 前期は、新規出店7店、閉店2店舗で、既存店売り上げも微増となったため増収、営業利益も23・6%増となった。経常利益は、壽屋などを統合した際の「のれん償却」が前々期で終わったため、営業外収益が1億4500万円増加して大幅に伸びた。同社では今期「売上高1000億円、100店舗、売上高営業利益率3%(現在2・4%)」の達成を掲げており、新規出店は10店舗を目標としている。経常利益は30%増の30億円を目指す。同社の久原洋一総務部長は「総菜やプライベートブランドの『トップバリュ』など利益率の高い商品の拡販を進めていきたい」と話している。同社は02年3月設立、資本金は9億2940万円、従業員数は846人(08年2月20日現在)。現在の店舗数は98店。