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新社長に時枝寛常務   福岡コミプラサービス   時枝社長は会長に就任


 浄化槽維持管理、排水管高圧洗浄、飲料水貯水槽清掃業務を展開する福岡コミプラサービス株式会社(福岡市南区花畑2丁目、時枝正昭社長)の新社長に、このほど時枝寛常務取締役の昇格が内定した。新社長交代は今年6月31日の株主総会で決定し、時枝社長は代表権のない取締役会長に就任する。
 経営陣の若返りが狙いで、組織経営基盤の確立および人材育成の強化を図る。常務職は空席となる。
 時枝寛(ときえだ・ひろし)常務取締役は福岡市南区出身、1968年10月13日生まれの37歳。時枝社長の長男。崇城大学(旧熊本工業大学)工学部電子工学科を卒業後、民間企業を経て98年4月に同社入社。01年4月に管理部主任、03年3月のISO推進室長(兼務)を歴任し、04年4月に常務取締役就任。現在に至る。
 なお、新役員(予定)は次の通り。
 ▼会長 時枝正昭▼社長 時枝寛▼専務 時枝訓子

 管内カメラ調査サービスを本格提案

 また、同社は4月から配水管を対象とした「管内カメラ調査」サービスの提案を本格的に始めた。
 同社では、これまで同サービスを浄化槽維持管理業務および排水管高圧洗浄業務の付加サービスとして限定的に展開していたが、50ミリメートル以下の配管詰まりや配管修理工事に伴うカメラスコープ管内調査ニーズが増加傾向にあることから、今回、専門的に手掛けることで新たな事業領域の拡大、営業強化を図るのが狙い。カメラヘッド部は20ミリメートル、ケーブルの長さは15メートルの携帯用カメラスコープを導入し、カメラおよびモニター、制御器、ケーブルドラムで構成しているのが特徴。同社では今後、福岡市近郊を中心としたマンションやオフィスビルなどの不動産ビルや各種建築施設を対象に提案する方針。
 同社では「高圧洗浄車と組み合わせることで、事前調査から洗浄業務までの行程をスムーズにするなど、業務効率化と販促強化に務めていきたい」と話している。
 同社は1984年7月設立、資本金は1,000万円、従業員数は25人。04年6月期の売上高は4億4,700万円。