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文科省発明奨励賞の「外断熱ハイパール工法」導入 西部建設 札幌の建材メーカーと提携
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土木建築工事、金網製造、プラントメンテナンスの西部建設株式会社(福岡市中央区地行1丁目、大庭一男社長)は9月2日、札幌市の建材メーカー、株式会社テスク(櫻庭高光社長)とパートナー契約を締結し09年度に「文部科学大臣発明奨励賞」を受賞した「外断熱ハイパール工法」を導入した。
得意とするRC造り10階建て規模マンションと、近年、着工実績が伸びている介護施設の建設に同工法をオプションサービスとして導入し、付加価値をつけることで他社と差別化を図る。同工法は躯体であるコンクリートや外装材と断熱材の間に通気層を設けた密着型通気工法で壁内結露を防止し耐久性に優れているのが特徴。保温性も高く省エネルギーで安定した室温環境を提供でき、09年度に、優れた技術やデザインを生み出した技術者・研究開発者を表彰する「文部科学大臣発明奨励賞」に選ばれている。大庭社長は「人と環境に優しくエコポイントの申請もできる。付加価値をつけたサービスを展開したい」と話している。
同社は1953年設立。資本金2億5千万円。従業員数135人。大庭社長は北九州市出身、1948年6月20日生まれの62歳。鹿児島大学工学部卒、趣味は読書。