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御井キャンパス内に新校舎「御井本館」1期工事が完了  久留米大学    供用開始は4月から


 学校法人久留米大学(久留米市旭町、神代正道理事長)は1月22日、文系学部がある御井キャンパス(同市御井町)内の新校舎「御井本館」1期工事が完了した。供用開始は4月から。
 御井キャンパスの100~400号館の老朽化に伴い、総事業費約80億円を投じ2013年6月から、建築面積4377平方m、延べ床面積2万8703平方mのシンボルタワーとして位置づける新本館を1~3期に分けて工事しているもの。今回完成したのは御井キャンパス西端に位置する旧400号館跡地を含む部分で、地下1階、地上8階建てで、延べ床面積1万6086平方m。地下1階は書庫、倉庫、1階は最大426人を収容できる大教室1室にカフェテリアやラウンジ、入試課、2階は1階と同規模の大教室1室、講義間の学生に自習環境を提供する「ラーニングコモンズ」、就職・キャリア支援課、3~6階には教室、スモールラーニングコモンズ、7階は音楽室や図画工作室、保育実習室、最上階の8階には市内を眺望できる多目的スペース「スカイラウンジ」や法学部、経済学部の共同研究室、比較文化研究所を設置した。
 また、3月から着工予定の2期工事では、100号館を取り壊し、延べ床面積1万2617平方mの10階建て部分を建設。200、300号館の教室や研究室、事務室などを移転する計画で、16年9月完成予定。3期工事では200、300号館を解体し、渡り廊下や前庭部分を整備し、17年8月に全体工事が完了する見込み。同大学では「御井キャンパスに誕生した新しい環境のもと、学生には自身の可能性を自由に切り開いてほしい」と話している。