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工事採算性向上で大幅増益、経常利益は5割増の8・5億円 富士ピー・エス3月期
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週刊経済2025年5月28日発行号
売上高337億円
プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前年同月比18・2%増の337億7100万円、経常利益は同54・8%増の8億5100万円と増収増益となった。
首都圏・近畿の大型再開発が進ちょくし、建築事業の売上高が6割増の107億6900万円と過去最高を更新。土木事業の売上高も堅調し推移したことで、利益を押し上げた。営業利益は56・8%増の8億8500万円。今年3月に所有していた賃貸物件(区舞鶴2丁目)をマントミ・アセット・マネージメント合同会社(大阪市)に売却したことで、投資有価証券売却益18億2300万円を特別利益として計上。当期純利益は4・2倍の21億8700万円と大幅に伸長した。
今期は売上高が前年同月比4・2%増の351億9千万円、経常利益が同51・6%増の12億9千万円の3期連続での増収増益となる見込み。