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山鹿市の旅館ほたるの長屋を完全子会社化 SCGホールディングス グループ8社体制に
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土木工事業の成斗建設株式会社を中核に、建設・建築、貿易事業などを手掛けるSCGホールディングス株式会社(北九州市八幡西区黒崎3丁目、船曵憲一社長)は12月、旅館「ほたるの長屋」(熊本県山鹿市平山)経営の有限会社ダブル・ムーン・コーポレーション(同所、福田朋子社長)の発行済株式をすべて取得し完全子会社化した。
同社は一昨年から積極的なM&Aによる事業基盤の安定化を進めており、運営する温浴施設「月の湯」のノウハウを生かして旅館事業に参入し、サービス事業の分野を強化する。これによりグループ企業は8社となった。ダブル・ムーン・コーポレーションは2002年創業、資本金300万円。従業員5人。代表は福田社長が続投する。「ほたるの長屋」は全室離れで1日5組限定のプライバシーを重視した造りになっており、全室に源泉100%の温泉風呂を備えているほか、オーナーシェフの福田社長が自ら料理を振る舞っている。同社では「経営戦略、経営管理などをサポートし、オーナーが本業に専念できる環境を構築していく」と話している。
同社は2012年3月設立、資本金5000万円、従業員50人(グループ)。傘下に建設業の成斗建設株式会社、建築資材の卸、小売業の株式会社SPS、溶接機材、資材販売の株式会社トーエイ商事、温浴施設運営のアルドーレ株式会社、ホームページの企画、作成、ポータルサイト運営などを手掛ける株式会社オープンウェア、特殊型枠資材のレンタル、販売のグリーンリバー株式会社を持つ。船曵社長は北九州市若松区出身、1969年9月30日生まれの43歳、九州産業大学経営学部卒、趣味はドライブ、マリンスポーツ。