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山形大学と農作物のおいしさ判定の共同研究 正興電機製作所


週刊経済2022年2月15日発行

AI画像解析を活用

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)は1月24日、国立大学法人山形大学(玉手英利学長)と、AIスマートカメラ開発のHMS㈱(福岡市中央区、胡振程社長)の協力のもと、農作物のおいしさ判定についての共同研究を開始した。
農業人口の減少・高齢化が問題とされる地域農業に貢献するため、農作物のおいしさ等級判定を自動化し、農業のスマート化をサポートするシステム開発に取り組む。農作物をAIスマートカメラ(AIプロセッサ一体型カメラ)で撮影した画像を解析し、糖度などと紐づけることにより、その解析結果からおいしさを判定するシステムを開発予定で、リンゴやラフランスなどを対象とする計画。
同社では「今後もさまざまなステークホルダーとの『協創』を通じて社会貢献を続けていく」と話している。
同社は1921年5月創業、資本金26億700万円、売上高233億円8300万円(20年12月期連結)。