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局長に竹田浩三国交省大臣官房審議官  九州運輸局    佐藤前局長は大臣官房審議官に


 九州運輸局(福岡市博多区博多駅東2丁目)の新局長に、4月1日付で竹田浩三国土交通省大臣官房審議官が就任した。佐藤尚之局長は大臣官房危機管理・運輸安全政策審議官に就いた。
 4月18日の就任会見で、竹田局長は安全・安心の確保、地域公共交通の活性化、観光立国の推進を施策の柱として挙げ、運輸行政について「本格的な人口減少や少子高齢化が進展していくといった厳しい環境にある。こういった課題に直面する中、この九州、わが国全体が発展していくためには、政府が進めている成長戦略を通じて都市、あるいは地域の活力を維持していくことが必要不可欠。運輸、観光の面から、人々の安全で快適な移動の確保や観光振興に関する施策に、運輸局職員一丸となって取り組んでいきたい」と抱負を語った。
 また、観光施策についてはこれまで国際観光振興機構(現・日本政府観光局)シドニー観光宣伝事務所長時代など海外で日本をPRした経歴を生かし「東アジアのほか、ASEAN諸国やヨーロッパなど、多様性のある市場に向けてプロモーションに取り組み、九州を訪れる外国人を確実に増やしていきたい」とコメントした。
 竹田局長は1960年10月9日生まれの53歳。兵庫県出身。東京大学経済学部卒。84年4月運輸省入省、鉄道監督局民営鉄道部財務課などを経て、97年4月大分県企画部総合交通対策局長、02年7月国際観光振興会総務部、同年10月独立行政法人国際観光振興機構シドニー観光宣伝事務所長などを経て、12年4月国土交通省大臣官房参事官(鉄道)、同年9月航空局総務課長、13年4月大臣官房審議官(海事局、港湾局)を務めていた。