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小倉北区西港町に12億円かけ水ビジネス拠点  北九州市    カンファレンス機能、耐震性強化


 北九州市(北橋健治市長)は、1月14日に同市小倉北区西港町の「日明(ひあがり)浄化センター」内で管理棟建て替え工事の起工式を実施し、施工業者など50人が出席した。
 同センター内で日常の下水処理をコントロールする既存の管理棟が老朽化していることや耐震性能の向上、視察や国際研修、セミナー開催などに対応する機能の強化が主な目的。敷地面積は1250平方m。建物は3階建て、延べ床面積2900平方m。フロア構成は1階が水質試験室、2階が玄関ホール、下水道PRスペース、プレゼンルーム、事務室。3階がショールーム、技術・製品相談コーナー、会議室。12月完成で、来年4月の供用開始を予定している。工事費用は5億9797万5000円で、うち半分が国庫補助。周辺整備も含む全体の事業費は約12億円で、施設周辺には緑地も整備する。さらに新管理棟の隣接地には下水汚泥燃料化施設の建設を予定している。
 北橋市長は「市の成長戦略にいち早く位置づけ、取り組みを進めてきた水ビジネス。ひと昔前は夢物語だったこのビジネスが国からも評価されるようになり、海外にも展開できていることは喜ばしい。この施設が完成すれば、国内最大規模の水ビジネスの拠点となる。国際貢献の機会、地元企業のビジネスチャンスを創出するとともに、MADE IN JAPANの復活を、社会インフラの海外輸出という形で北九州から発信していきたい。施設の完成が待ち遠しい」と期待を述べた。
 日明浄化センターは1970年4月に運転を開始した下水処理施設。全体の敷地面積は11万4000平方mで、処理人口は約34万人、処理能力は1日26万3000立方m。敷地内には、国内外への水循環システムの情報発信、技術普及を目的として北九州市、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、株式会社日立プラントテクノロジー、東レ株式会社が共同で2010年4月に開設した「ウォータープラザ」があり、これまでの視察者は約4800人、うち1100人が海外からの視察という。