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小倉北区の2商店街組合が新会社  魚町商店街振興組合など    社長に梯中屋興産社長


 北九州市小倉北区の商店街・魚町銀天街の事業者でつくる魚町商店街振興組合(同区魚町、瀬口裕章理事長)と魚町一丁目商店街振興組合(同、戸田和雄理事長)は4月1日、商店街の活性化を目的に新会社を設立した。
 社名は株式会社タウンマネジメント魚町。社長には両組合で副理事長を務める梯(かけはし)輝元中屋興産株式会社社長が就任した。本社は魚町商店街振興組合の事務所に置く。資本金は500万円で、魚町商店街振興組合が300万円、魚町一丁目商店街振興組合が200万円出資した。今後は4月23日に開始するICポイントカードや、デジタルサイネージ(電子看板)など、集客・販促に関する事業を実施していく。
 梯社長は「3月には両商店街をつなぐジョイントアーケードも完成した。今後は商店街内の空き店舗情報の集約、テナント募集などに取り組みたい」と話している。現在、魚町商店街振興組合には魚町銀天街の南側(2、3丁目)の事業者が、魚町一丁目商店街振興組合には北側(1丁目)の事業者が加盟。それぞれアーケードの運営、販売促進事業などを実施している。しかし、組合は商店街振興組合法に基づいた組織であるため利益活動などでは制約を受けることもあったが、さらに機動的に商店街の活性化に取り組むため会社を設立した。