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導入法人984社増で売上2割増の17億円 アイキューブドシステムズ中間期
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週刊経済2025年3月26日発行号
通期増収益減益見込む
モバイルデバイスサービス提供の㈱アイキューブドシステムズ(福岡市中央区天神4丁目、佐々木勉社長)の2025年6月期決算の連結中間期決算は、売上高が前年同期比20・4%増の17億1600万円、経常利益が27・5%増の4億2200万円となった。
NTTドコモグループへのOEM提供が成長をけん引し、導入法人数は24年6月から12月までに984社増えて7694社となり、売り上げが伸長。継続率も、97・1%と高い水準を維持した。一方、導入法人当たりの平均月間単価(ARPU)は、導入法人数の増加とともに中小企業へのサービス導入が進み、1顧客当たりの契約ライセンス数が低下した結果、ARPUとしても低下した。サブスクリプションビジネスで重要視されるARR(対象月の月末時点の導入法人にかかる月額料金の合計額)は前年同期比8・6%増の30億2100万円と、30億円を突破した。営業利益は27・2%増の4億2300万円となった。中間純利益は26・2%増の2億8000万円。
通期は売上高が前年比18・8%増の35億300万円、経常利益は同17・7%増の7億8600万円の増収増益を見込む。
同社は2001年1月創業。同年9月設立。資本金は4億1406万円。従業員は130人。20年7月にマザーズ(現東証グロース)上場。佐々木社長は1973年生まれの51歳。長崎県平戸市出身。福岡県内のソフトウェア会社を経て、アイキューブドシステムズを個人創業した。