NEWS

  • 地域

宮田工場でドアトリム生産性向上の設備投資  トヨタ紡織九州    グリーンアジア特区を活用


 自動車部品製造のトヨタ紡織九州株式会社(佐賀県神埼市、吉川靖司社長)は福岡県宮若市の宮田工場で約6000万円をかけて、自動車ドア部分の内装部品、ドアトリムの生産性向上に向けた設備投資を実施する。
 同社では、成長が早くCO2吸収量の多い植物、「ケナフ」をドアトリムの原料に採用しており、今回の設備投資はこのケナフ配合ドアトリムの生産効率向上を目指したもの。金型に原料を注入する際に生じる、不具合を調整するための専用設備を導入することで、ラインの稼働停止時間を削減する効果が期待できるという。これにより、ドアトリムの年間生産枚数を約2万枚底上げすることが可能になる(現在の年間生産枚数は約120万枚)。対象となる部品の納品先は大部分がトヨタ自動車九州で、レクサスES、SAI(サイ)などの車種に採用されている。
 今回の設備投資は、ケナフを活用することによる環境貢献性が認められたことで、グリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人制度を活用し、課税の特例措置などを受ける。吉川社長は、「生産効率が高まったことを機に、さらにケナフ配合部品の供給を伸ばしていきたい」と話している。