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宮崎に農業生産法人を設立  ベジネット    社名は「株式会社フロータス」


 青果物卸売りの株式会社ベジネット(福岡市博多区西月隈3丁目、上野禎宏社長)は、12月1日付で宮崎県児湯郡川南町に地元農家と協同で農業生産法人・株式会社フロータスを設立した。
 これは、同社のブランド野菜を生産する契約農家の生産性効率化、経営の安定を目的に設立したもの。資本金は200万円、従業員数は4人。社長は地元の農家を経営していた久家康一氏が務める。事業内容は農産物の生産、販売。これまで、宮崎営業所の契約農家として生産してきた約20ヘクタールの畑で、冬場は人参、白菜、キャベツ、とうもろこし、夏場は、しょうが、さといも、きゅうりなどを栽培する。シーズンには同社の社員を派遣し、生産者と一緒に集荷から出荷まで手掛ける。初年度売上目標は7,000万円。
 同社は「農業生産法人にすることで、流通だけでなく農業に直接入り込んだ経営が可能となる。農家とともに、安定した生産、流通の流れを構築し、商品の量、価格を安定していきたい」と話している。
 同社は1993年12月設立、資本金は1,000万円、従業員数は5人(グループで13人)。野菜のポータルサイト「ベジワン」では、専門業者、生産者、消費者向けに青果市場の市況の状況やさまざまな情報を発信し、野菜、農業関連のニュースを日々更新している。
 上野社長は1962年8月9日生まれの44歳。立命館大学産業社会学部卒。趣味はテニス、映画鑑賞、読書。