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宇美町に福岡の工場を移転集約 アダル


来年4月着工、12月完成へ

業務用家具製造販売の㈱アダル(福岡市博多区金の隈3丁目、武野龍社長)は総工費約15億円を投じ、糟屋郡宇美町井野天園に新工場を建設、福岡の生産工場を移転集約する。着工は来年4月、完成は12月を予定している。
現在、福岡の工場は、糟屋郡宇美町早見工業団地内に物流機能を備えた「総合工場」(敷地面積約9800㎡、2階建て約6830㎡)と、大野城市仲畑1丁目に「仲畑工場」(敷地面積約2050㎡、2階建て約2250㎡)の2拠点置いているが、業務効率を目指し1カ所に集約して2倍の広さにする。新工場はJR香椎線「宇美駅」東側。土地取得、造成や道路整備、建築費含め15億円を試算している。敷地面積は2万2230㎡、建物は2階建てで1万3200㎡。生産ラインは検討段階だが、5軸NC、モルダー、スライドソー、直縁貼機械、パネルソー、リップソー、昇降盤、ボーリングマシン、自動プレス、自動搬送機などの最新機器を導入する予定で、生産効率は1・5倍に。製品によっては2~3倍になるという。武野社長は「特に昨今のホテル建設ラッシュ、設備投資により業務向けイス・テーブル家具の納品が好調。今期も増収増益で推移しており、生産ラインを整えて販路拡大していきたい」と話している。
同社は1953年3月創業、資本金1億8225万円、従業員261人(18年4月)、売上高65億9800万円(17年3月期)。

2018年10月30日発行