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子会社統合などで赤字幅縮小  梅の花   売上高は微減


 飲食業の株式会社梅の花(久留米市天神町、梅野重俊社長)の2009年9月期連結決算は売上高283億2700万円で前年同期比0・7%減、経常損益が1億7100万円の赤字(前期は3億3500万円の赤字)だった。
 期中店舗を閉店するなどしたが、08年10月に導入したポイントカード制度の効果や、テイクアウト品の販売強化などを図り、売上高は微減にとどまった。収益面では国内子会社を8社から4社に統合したほか、テイクアウト事業で不採算店舗の閉鎖など改善を進め、デリバティブ取引評価損2億3700万円を計上したものの、赤字幅は縮小した。営業利益は2億3900万円で前期比380・1%増、純損益は2億1100万円の損失(前期は20億5700万円の損失)。外食事業では主力の「梅の花」業態で4店舗を新規出店。一方で梅の花の店舗2店舗を含む3店舗を閉店、1店舗を長期休業し、外食事業の全店舗数は75店舗となった。売上高は176億円1200万円で前期比1・3%減、営業利益同33・3%増の13億600万円となった。テイクアウト事業は古市庵テイクアウト店が出店9店舗、閉店7店舗、計132店舗になり、梅の花テイクアウト店が出店1店舗、閉店2店舗、古市庵店舗へ統合2店舗で計17店舗となった。そのほかの店舗は閉店3店舗で計4店舗。テイクアウト事業の売上高は107億1400万円で同0・3%増の微増、営業損益は1億3000万円の損失(前期は1億900万円の損失)となった。
 今期は外食事業で2店舗、テイクアウト事業で1店舗の出店を計画。売上高が277億3000万円で前期比2・2%減、営業利益が5億300万円で同10・6%増、経常利益が2億6300万円、当期純利益1億3600万円を見込んでいる。