NEWS
- 地域
天神‐キャナル結ぶ都市計画道路が完成 UR都市機構 380m、渡辺通区画整理で
Tag:
独立行政法人UR都市機構九州支社(福岡市中央区長浜、加茂晶三支社長)は3月31日、地下鉄七隈線渡辺通駅(同区渡辺通)からキャナルシティ博多(博多区住吉)までを結ぶ都市計画道路が開通したと発表した。
URが整備を進める「渡辺通駅北土地区画整理事業」で定めた都市計画によるもので、名称は「渡辺通春吉線」。天神からキャナルシティまでのアクセス向上を目的に整備された。長さ380m(UR施工分は210m。残りは福岡市が整備済)、幅18mで、片側一車線の車道の両側に歩道を整備している。区画整理地区のシンボルストリートと位置付けており、透水性カラーアスファルト舗装(排水性が高く水溜りができない舗装)を施しているほか、電線類を地中に配置しているので区間内は無電柱。街路樹と照明柱のみを設置している。
UR総務チームは「これまで徒歩で10分以上かかっていた渡辺通-キャナル間だが、この道路の完成により徒歩5分程度で行けるようになる」と話している。渡辺通区画整理事業は、06年からURが手掛ける区画整理事業で、地下鉄渡辺通駅北側の2・5haが対象。低未利用地が多い同地区を新市街地に整備し、天神・博多間の回遊性を高めるのが狙い。人口計画は居住人口600人、就業人口2700人で、総事業費は58億円。事業完了予定は2011年3月。

