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大麦若葉末に食後血糖値上昇抑制作用  東洋新薬    食物繊維による消化管内の粘度上昇によって


 健康食品受託メーカーの株式会社東洋新薬(福岡市博多区博多駅前2丁目、服部利光社長)はこのほど、「大麦若葉末」の食後血糖値上昇抑制作用とそのメカニズムの1つを解明。11月23、24日に開催された日本食物繊維学会学術集会で発表した。
 「大麦若葉末」は、イネ科オオムギの若葉部を乾燥、微粉砕加工した食物繊維を豊富に含む機能性食品素材。同社ではその機能性について研究を重ね、これまでに整腸作用をはじめ、血中中性脂肪上昇抑制作用、大腸癌抑制作用、潰瘍性大腸炎抑制作用、カルシウム吸収促進作用などを確認している。
 今回の実験では、8週齢雄性ラットを2群に分け、一晩絶食後、スクロース(ショ糖)とともに、大麦若葉末1・5グラム(大麦若葉末群)または蒸留水(対照群)を強制経口投与。投与前、投与30分後、60分後、120分後の血糖値を測定した。その結果、大麦若葉末群では対照群と比較して、投与30分後の血糖値上昇を有意に抑制した。
 またこのメカニズムについては、6週齢雄性ラットを、大麦若葉末食物繊維群(食物繊維として5%配合させた飼料を摂取)と対照群(食物繊維を含まない飼料を摂取)に分け、3日間それぞれの飼料を自由摂食させたところ、大麦若葉末食物繊維群では対照群と比較し、小腸内容物の粘度が有意に高値を示した。このことから、大麦若葉末に含まれる食物繊維が消化管内の粘度を上昇させることで、消化管内における糖の吸収部位への到達速度が遅くなり、その結果食後血糖値の上昇を抑制することが示された。
 この検証を受け同社では「今後も大麦若葉末を用いた独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に注力していく」としている。