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大麦若葉末に大腸がん抑制作用  東洋新薬    大学との共同研究で発表


 健康食品受託メーカーの株式会社東洋新薬(福岡市博多区博多駅前2丁目、服部利光社長)はこのほど、大麦若葉末に大腸がん抑制作用があることを確認した。
 「大麦若葉末」は、イネ科オオムギの若葉部を乾燥、微粉砕加工した青汁などの商品に利用されている機能性食品素材。今回の実験では大阪青山大学の片山洋子健康科学部教授をはじめ、別府大学、福岡女子大学、広島工業大学との共同研究で明らかにしたもので、5月21日の日本栄養・食糧学会大会で発表した。
 実験では発がん性物質を投与した後、大麦若葉末を3%配合した飼料を17週間自由摂取させたマウス(大麦若葉末群)と、発がん癌性物質を投与した後、大麦若葉末を含まない普通飼料を17週間自由摂取させたマウス(対照群)を比較。その結果、大麦若葉末を摂取したマウスは、摂取していないマウスに比べ、がんになる前の過程にみられる病変を示す前がんマーカーの発現率の低値が認められ、口腔から肛門までの消化管を食物が通過する時間の短縮が確認された。このことから大麦若葉末は消化管が発がん物質にさらされる時間を短縮させることで、大腸がんの発症を抑制するのに有効であることが示唆された。
 同社では「今後も大麦若葉末を用いた独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に注力していく」としている。