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大阪市にグループ初の省エネ仕様ホテルを開業  ロイヤルHD    年間ガス代300万円を削減


 ロイヤルHD(福岡市博多区那珂3丁目)グループでホテル事業を展開するアールエヌティーホテルズ株式会社(東京都世田谷区、成田鉄政社長)は12月15日、グループ初の省エネ仕様ホテルを大阪市浪速区敷津東1丁目に開業した。
 名称は「リッチモンドホテルなんば大国町」。同ホテルでは全館にLED照明を採用したほか、屋上にタンクを設置し電気料金が安い深夜に沸かして貯めておく給湯システムを導入することで、グループの既存ホテルと比べ電気代は年間125万円、ガス代は同300万円を削減するという。
 場所は阪神高速なんば出口西側の国道26号沿い、建物は13階建てで、総客室数は202室。リッチモンドホテルとしてはグループ大阪2店目、全国32店目となる。

 災害時の徒歩帰宅者支援する協定を締結

 またロイヤルHDは12月6日、福岡県との間で大規模災害時における徒歩帰宅者支援に関する協定を結んだ。
 これにより同社は福岡県内のロイヤルホストなど30店舗に支援ステーションを設置し、可能な範囲で徒歩帰宅者に対し、水道水やトイレの提供、地図などによる道路情報、ラジオ等で知り得た通行可能な道路等に関する情報を提供する。これを受け、支援ステーションの対象店舗には、周知や住民の防災意識の向上を図るため、支援ステーション・ステッカーを掲示するほか、外国人も理解できるよう、当該ステッカーには英語、中国語、韓国語による標記も行う。
 県では、徒歩帰宅者への支援体制の強化を目的に、都心部や幹線道路沿いの店舗に支援ステーションを設置。現在までにガソリンスタンド、コンビニエンスストア、ファストフード店など約2800施設が加盟している。