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大牟田―三池港間1・9キロが開通  有明海沿岸道路    三池港の物流強化に弾み


 大牟田市と佐賀県鹿島市を結ぶ地域高規格道路、有明海沿岸道路(総延長55キロ)のうち、大牟田市の大牟田インターチェンジ(IC)―三池港IC間1・9キロが、1月29日午後3時に開通した。
 同区間は重要港湾・三池港に直結する自動車専用道路として総事業費約180億円をかけ、08年8月に着工していた。今回の開通で柳川市やまと町の大和南ICから大牟田市新港町の三池港ICまでの13・7キロ間が自動車専用道路として通行が可能になった。
 当日開かれた記念式典には、小川洋県知事や地元選出の古賀誠衆院議員ら来賓含む120人が出席。小川知事は「2006年度に釜山港との定期航路を開設した三池港の国際コンテナ貨物取扱量は昨年度の1・7倍まで増えており、三池港インターの開通で港の物流機能はさらに向上する。また、有明海沿岸の熊本、佐賀など県境を越えた地域交流も活発になる」と期待を述べ、沿岸道路期成会顧問の古賀衆院議員は「無駄な公共事業と批判されながらも、沿線住民の支えで無事開通することができた。関係した皆さんすべてにありがとうと言いたい」と関係者をねぎらった。また、午後3時の開通を前に道路上ではテープカットや貨物トラックの通り初めなどのセレモニー、市民参加のウオーキング大会、隣接する諏訪公園では小川知事らによる記念植樹があった。