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大学教育再生加速プログラムに採択  福岡歯科大学と福岡医療短期大学    補助期間は5年


 学校法人福岡学園(福岡市早良区田村2丁目、田中健藏理事長)が運営する福岡歯科大学(北村憲司学長)と福岡医療短期大学(栢豪洋学長)は文部科学省が公募した平成26年度「大学教育再生加速プログラム(AP事業)」に採択された。
 同事業は教育再生実行会議などで示された、新たな方向性に合致した先進的な取り組みを実施する大学などを支援するもの。今回は250件の申請があり、3テーマ合計で46件が採択された。福岡歯科大学の内容はテーマ2(学修成果の可視化)で補助期間は5年間、補助金額は毎年約2000万円。大学内の成績などさまざまな教学情報を収集、管理、分析する「教育支援・教学IR室」を新設することで、各学生の学修成果を把握し、教育内容、方法などの改善を図る。さらに卒業生の調査から得られた結果を教育にフィードバックすることで大学教育の質的転換と内部質保証を行う。
 福岡医療短期大学の内容はテーマI(アクティブ・ラーニング)と2の複合型で補助期間は5年間、補助金額は毎年約2800万円。学修成果アセスメントテスト、学生の行動や満足度などに関する間接評価調査、産業界のニーズを反映させた共通ルーブリック、学生ポートフォリオなどを活用し、学修成果の可視化、アクティブ・ラーニングの質向上と初年次導入教育・インターンシップ前教育・インターンシップ教育における汎用的能力の育成のための教育改善モデルを実践していく。さらに卒業後の専門職としての汎用的能力の定着向上と医療福祉実践教育におけるアクティブ・ラーニング教育改善モデルの提唱を達成目標として、人材養成機能の抜本的強化を図る。
 福岡歯科大学は1973年4月開学、口腔歯学部口腔歯学科を置く。福岡医療短期大学は81年4月に同大学附属歯科衛生専門学校として開校、97年4月に短期大学へ改組転換した。歯科衛生学科、保健福祉学科、専攻科口腔保健衛生学専攻を置く。