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大型工事受注増で大幅増収増益  昭電社    自動車、半導体活況背景に


 九電工グループの工事用資材卸子会社・株式会社昭電社(福岡市南区塩原、宮本昭彦社長)の08年3月期決算は、売上高が140億4500万円で前期比32・1%増、経常利益が1億1600万円で同38・2%増の増収増益となった。
 九州の自動車・半導体産業を中心とした設備投資の活況に伴い、大型工事の受注が増加し、中期計画の業績予想(売上高120億円)を上回る好決算となった。特に好調だったのが、主力製品の電気工事用資材の受注。増収増益は、初めて100億円を突破した07年3月期に続き2期連続。今期は、売上、経常利益ともに前期並みの業績を目指す。宮本社長は「大型設備投資は昨年ピークを迎えたので、今年は大型の受注案件が減少する見込み。中小型工事の受注を伸ばすことで、前期の業績水準を維持できれば」と話している。同社は1954年設立。資本金は8000万円。従業員数は38人。