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大名2丁目に豚しゃぶ居酒屋 芋 新形態で年内3店舗出店
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福岡市内で居酒屋を展開する有限会社芋(福岡市早良区西新4丁目、伊藤隆行社長)は7月1日、中央区大名2丁目に新形態の豚しゃぶ居酒屋「うち和」をオープンした。新店舗は5店目。
場所は通称「昭和通り」沿い、山口銀行赤坂門支店南向かいの扶桑大名ビル1、2階。店舗面積は297平方mで、席数は6人収容可能な個室が15部屋、カウンター席10席。内装費2000万円。さつまいもやカルシウム豊富なサンゴを飼料に育った鹿児島産霧島黒豚を使ったメーンの豚しゃぶ(1人前1280円~)をはじめ、福岡県の近海で獲れた魚の刺身など約90種類のメニューと、100種類のドリンクを揃えている。20代から40代までのOLやビジネスマンをターゲットに平均客単価は3900円、初年度売り上げ目標は1億円を目指す。営業時間は午後5時から午前1時まで。8月からは昼の営業も検討している。従業員数は5人。店長には早良区西新の吉村太「Private Dining 芋」店長が就任した。吉村店長は佐賀県唐津市出身、1975年8月17日生まれの33歳、趣味は食べ歩き。伊藤社長は「中心地から離れた場所で広く場所が確保できる物件だったため開店に踏み切った。今後はFCのモデル店舗として新形態でしっかりした基盤を築いていきたい」と話している。10月には同区西中洲に「接待ができるもつ鍋居酒屋」をコンセプトに6店目の出店を計画している。「かし和」や「うち和」、計画中の西中洲店の3店は既存の店舗とは異なる新形態で、芋焼酎に加えてメーンとなる鍋料理を打ち出していく。
同社は2003年2月設立、資本金300万円、従業員数17人。08年2月期の売上高は2億1000万円で、今期売上高は3億円を見込んでいる。伊藤社長は福岡市西区石丸出身、1971年8月27日生まれの37歳、東福岡高校卒、趣味はゴルフ。同社は06年に従業員の負担軽減やロス削減、食材の一括管理などを目的に西区に調理専用の工場(敷地面積50平方m)を構え、毎朝そこで仕込んだ料理を各店に送る手法を確立。今後は店舗販売にとどまらず、霧島黒豚を使ったハンバーグやソーセージ、もつ鍋などの通信販売も計画している。

