NEWS
- 地域
大分県杵築市の新工場が4月に稼働 中山リサイクル産業 敷地面積9200平方mで同社最大
Tag:
産業廃棄物処理、運搬の中山リサイクル産業株式会社(粕屋郡須恵町植木、中山智社長)は、大分県杵築市山香町にバイオマス発電所向けの木材チップ製造工場を3月中旬に完成し、4月から操業を開始する。同社5工場目、大分県内3工場目。
新工場は「グリーンパーク杵築」。場所は速見インター北側で、別府ゴルフ倶楽部北隣。敷地面積は9200平方m、工場の建築面積は400平方mで同社最大規模となる。設備投資額は2億4000万円。間伐材と産業廃棄物の両方を受け入れ、住友林業フォレストサービス株式会社(東京都、福元和昭社長)や地元の森林組合と協力し、国東半島を中心に資材を集める。1日の最大処理能力は250トンで、初年度は2万3000トンの生産を見込んでいる。生産したチップは大分や宮崎、熊本の発電所に向けて出荷する。スタッフは小林孝史工場長を含む6人。中山社長は「今年は大型発電所が稼働しバイオマス発電が本格化するため需要が伸びる。また、林地残材の運び出しを通じ森林整備につなげていきたい」と話している。
同社は1989年9月設立、資本金2000万円、従業員約50人。福岡廃木材チップ工場(粕屋郡須恵町)、大分廃木材チップ工場(大分市)、佐賀木材チップ工場(佐賀県嬉野市)、グリーンパーク本匠(大分県佐伯市)、箱崎工場(福岡市東区箱崎ふ頭)を稼働している。