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大分市に2カ所目の就労継続支援A型事業所 カムラックグループ


週刊経済2022年8月2日発行

定員は倍増の20人

ITに特化した障がい者就労支援などを展開するカムラックグループ(福岡市博多区千代4丁目、賀村研代表)は8月1日、大分市府内町に障がい者就労継続支援A型事業所を開設した。
今年5月に大分初進出した「カムラックおおいた」(西大道2丁目)の申し込みがすぐに定員に達したことから、2カ所目としてオープンした。場所は「大分駅前交差点」北東側、府内センタービル3階。フロア面積は約66㎡。運営は、同様に福祉事業会社のスターアイテムウェルフェア㈱(西大道2丁目、藤井智宏社長)が手掛ける。定員は1カ所目の倍となる20人。データ入力からWebサイト制作、システム開発などスキルに合わせた就労訓練をし、必要に応じてテレワークも可能。スタッフは5人が常駐する。同グループは「ITの教育を受けながら働けるA型事業所としてニーズが高く、多くの問い合わせをいただいている。今後B型事業所の開設も計画していきたい」と話している。
カムラックグループでは、就労支援事業の㈱カムラック(賀村研社長)とIT企業㈱else if(エルスイフ、髙森啓二社長)で協業体制を構築。障がい者のIT人材育成を目指し、就労継続支援A・B型事業所、就労移行支援事業所、放課後等デイサービスなどを展開している。県外では、大分のほかに宮崎、大阪でカムラックのモデルを取り入れた事業所がある。