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外国人研修生の受け入れで優良団体を初受賞  福岡情報ビジネス    国際研修機構から


 異業種約980団体で組織する協同組合福岡情報ビジネス(福岡市中央区大宮二丁目、藤村勲代表理事)は10月1日、財団法人国際研修機構(略称・JITCO)から外国人研修生受け入れの優良機関として表彰を受けた。同組合の受賞は初めて。
 これは受け入れに顕著な成果を上げている団体企業を毎年1回表彰するもの。同組合が適正な受け入れを継続するため独自で取り組む受け入れ企業の選定や法令順守の活動が評価された。今回、九州地区からは唯一選出されたされた藤村代表理事は、「研修生事業を始めて一度も失そう者を出したことなく研修生と企業双方からの信頼も厚い。地道な取り組みが評価された」と話している。
 外国人研修生受け入れ事業は国際貢献と国際協力の一環として1981年に開始。今年7月1日には出入国管理や難民認定法を改正し生産活動などの実務が伴う技能習得活動を技能実習制度に一本化した。JITCOは法務、外務、厚生労働、経済産業、国土交通の5省共管により1991年に設立。研修生や技能実習生の受け入れ民間団体や諸外国の送り出し機関に対し、総合的な支援と援助、適正実施の助言と指導を行う。
 同組合は1989年設立、出資金は3226万円。藤村代表理事は福岡市出身で、1942年生まれの68歳、西南学院大学卒、趣味は読書。