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外国人留学生のIT学校とパートナーシップ メディアファイブ


週刊経済2025年6月25日発行号

5人留学生受け入れ

ソフトウエア開発のメディアファイブ㈱(福岡市中央区薬院1丁目、河野活社長)が運営するプログラミングスクール「アキバ・テックドリーム・アカデミー」(東京都千代田区外神田3丁目)は5月、外国人留学生向けのIT学校「フォーラム情報アカデミー専門学校」(新潟市)と産学連携のパートナーシップを締結した。

アキバテックドリームは昨年3月開設。正社員雇用を前提に受講無料の6カ月コースで、Javaやウェブアプリの基礎ほかビジネスマナーなどを展開している。また、受講生には最大3カ月、月3~15万円を支給する奨学金制度を導入し若年層の獲得を図っている。今回の連携は昨今の業界の慢性的なIT人材不足に対応し、同社の雇用にも結びつけた就職支援を担うもの。

同専門学校は、グローバルITコースの2年制で、主に日本で就職を目指す外国人学生が在籍。1年次はITの基礎、2年次は産学連携によるパートナーシップトレーニングにより実践を積んでいる。同社は5月から同専門学校の留学生5人を受け入れ、12月末までオンラインによる実践カリキュラムを展開する。河野社長は「IT言語は世界共通語であり、ネイティブ英語が話せるのは強みになる。自社の雇用にもつなげながらIT人材輩出により業界の課題を解決する一助になれば」と話している。