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外国人の短期人材派遣事業を開始  大伸商会    10月めどに本格化目指す


 土木建築事業の株式会社大伸商会(福岡市東区多ノ津5丁目、木村眞治社長)は2月から、外国人の短期人材派遣事業を開始した。新たに立ち上げた人材事業部で仕組みを構築し、10月をめどに本格化を目指す。
 従来から施工管理などでの特定労働者派遣事業を実施していたが、このほど許可制の労働者派遣事業に切り替えたことで、登録制や短期の派遣が可能になった。新たな人材派遣事業は、留学生向けの携帯電話レンタルサービスや仕事サポートなどの生活支援を手掛ける株式会社ブリッジソリューション(福岡市博多区吉塚本町、レグミ・ハリ社長)のほか、日本への技能実習生派遣などを手掛けるホアンロン人材開発株式会社、ベトナム航空の人材派遣会社ALSIMEXCOと提携して実施する。
 福岡市内在住のネパール人で結成した「福岡ネパールソサエティー」会長も務めるレグミ スンダル マニさんを統括マネージャーとして、求職者と企業などとのマッチングを図る。木村社長は「企業側からのニーズも高く、すでに食品加工や金属加工などの企業から問い合わせが寄せられている。スタッフの研修、フォロー体制も整え、企業のニーズに合った人材を派遣・紹介することで、在日外国人へ活躍の場を提供するとともに、顧客企業を支援していきたい」と話している。
 同社は1984年3月設立。資本金は3000万円。従業員数は7人。