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売上高は9・9%増の260億900万円 リックス中間期
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週刊経済2024年11月27日発行号
教育やIT投資で減益
機械商社のリックス㈱(福岡市博多区山王1丁目、安井卓社長)の25年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比9・9%増の260億900万円、経常利益が同6・8%減の18億9300万円だった。
水処理メーカーや電力プラント向けフィルター類の販売や水処理施設における能力増強案件が継続したことで環境業界向け売り上げが同69・3%増と好調だったほか、検査工程向け試験設備類の販売や電動ユニット向け機械設備の販売、海外の電池製造工程向け設備機器の販売などが順調だった自動車業界向け、そのほか高機能材業界、紙パルプ業界向けなど、低迷する業界の影響を受けた工作機械業界向けを除く全体で好調だった。一方、人件費や教育費の投資に加え、業務効率化を目的としたIT投資により販管費が増加し、営業利益は同3・5%減の16億9600万円、純利益は同14・5%減の12億1300万円となった。
通期は、売上高が同4・5%増の520億円、経常利益が同7%減の36億6000万円、営業利益が同2・7%減の34億5000万円、純利益は同12・2%減の24億4000万円を見込んでいる。