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売上高は30・5%増の213億円6500万円 九州リースサービス中間期


週刊経済2024年12月11日発行号

営業利益、経常利益は過去最高に

総合金融サービスを展開する㈱九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前4丁目、礒山誠二社長)の9月中間期連結決算は、売上高が前年同期比30・5%増の213億6500万円、経常利益が25・1%増の33億300万円の増収増益だった。営業利益(26・8%増、33億7400万円)と経常利益は中間期としては過去最高となった。
堅調なリース・割賦事業をはじめ、各手数料収入などが寄与した結果、全セグメントにおいて増収増益となった。売上高をセグメント別に見ると、リース・割賦事業は低炭素設備などの環境関連分野向けを中心に新規取扱高が堅調に推移したことで108億3600万円(11・0%増)に。ファイナンス事業は営業資産の積み上げに伴い利息収入等が増収となり10億3000万円(13・5%増)。不動産事業は不動産販売収入の計上に加え、前期にグループ化した西日本不動産開発㈱との連携により九州エリアにおける不動産仲介収入が増加して86億3100万円(78・3%増)と大きく伸びた。フィービジネス事業は自動車関連の手数料収入および保険代理店収入が増えて2億5700万円(4・0%増)。環境ソリューション事業は売電収益が堅調で5億9700万円(0・5%増)だった。
今期から「確かな収益基盤の確立」「新たな領域の創造」「経営基盤強化」を基本方針とする新たな3カ年中期経営計画「共創2027~つながるチカラで未来を創造する~」がスタート。初年度となる2025年3月期は、連結で売上高が385億円(14・9%増)、経常利益が51億円(11・0%増)の増収増益を見込んでいる。