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売上高は3・9%増の175億4500万円 日本乾溜工業9月期


週刊経済2024年11月27日発行号

今期増収増益へ

 交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)の2024年9月期連結決算は、売上高が前期比3・9%増の175億4500万円、経常利益が同7・4%減の9億2800万円の増収減益だった。

 主力とする建設事業の完成工事高においては、SAGA2024国スポ・全障スポ関連事業、中国自動車道や福岡都市高速の遮音壁取替工事などが完成したことや橋梁構造物補修工事の取り組みで前期を上回り、同事業売上高は前期比3・3%増の152億3800万円、利益は0・5%増の14億4900万円だった。また、防災安全事業においても猛暑の影響による熱中症対策品や官公庁向けの備蓄食料・資機材の販売が好調で同事業売上高は11・8%増の23億700万円、利益は17・2%増の1億7000万円となった。

 利益面は賃上げや人材投資、システム投資などにより販売費や一般管理費が増加したことに伴い、営業利益は前期比7・4%減の8億7300万円、純利益は同7・5%減の6億8800万円だった。

 今期売上高は前期比7・5%増の188億7000万円、経常利益は27・1%増の11億8000万円で増収増益を見込む。