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売上高は3・8%減の453億5200万円 サニックスHD


週刊経済2025年6月4日発行号

売電単価低下で利益大幅減

環境衛生業㈱サニックスホールディングス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比3・8%減の453億5200万円、経常利益は43・7%減の19億5000万円で減収減益だった。
環境資源開発事業部門の発電所売り上げが今年度の売電契約単価が下がったことで前期比30・5%減となり減収、営業利益も22億2700万円で40・5%減、当期純利益も14億8300万円で45・0%減と大幅に減少した。一方、発電事業で小売りの販売価格を高く維持できたことなどから、利益は期首予想を上回った。
事業部門別の売上高は、「住環境領域」ではHS(ホーム・サニテーション)事業部門が0・6%減の117億8700万円、ES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門が4・8%減の25億7100万円、戸建住宅向け太陽光販売のSE(ソーラー・エンジニアリング)事業部門が5・4%減の11億9800万円。「エネルギー領域」のPV事業部門は5・3%減の93億7200万円、新電力事業部門は3・8%増の26億9700万円。「資源循環領域」の環境資源開発事業部門は5・6%減の178億3600万円だった。
今期の連結業績は、売上高は3・2%増の467億9100万円、営業利益は25・9%増の28億300万円、経常利益24・8%増の24億3400万円、当期純利益は19・7%増の17億7500万円を予想している。