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売上高は3・5%増の262億4100万円 ダイショー


週刊経済2025年5月21日発行号

監修、コラボ製品好調で

大手調味料メーカー㈱ダイショー(福岡市東区松田1丁目、阿部孝 博社長)の25年3月期連結決算は、売上高が前年比3・5%増の262億4100万円、経常利益が同25・2%減の6億7300万円で増収減益となった。

小売り向けでは、液体調味料や鍋スープ類において、本格的な店のメニューが簡単に調理できる有名シェフや名店が監修したコラボ製品がけん引。また業務用ではオイルソース類や総菜向けソースの売上げが伸び、全体としては23期連続の増収を達成した。しかし利益面では原材料価格や労務費などの製造コストの上昇が大きく響き、営業利益は26・3%減の6億5600万円、純利益が23・5%減の4億5800万円で経常益とともに2期ぶりの減益となった。

今期は売上高が275億円(4・8%増)、営業利益が6億円(8・6%減)、経常利益が6億円(10・9%減)、当期純利益が4億2000万円(8・3%減)の増収減益を見込んでいる。