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売上高は17・4%増の393億3800万円 九州リースサービス3月期


週刊経済2025年6月4日発行号

営業利益が過去最高に

総合金融サービスを展開する㈱九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前4丁目、礒山誠二社長)の2025年3月期連結決算は、売上高が前年同期比17・4%増の393億3800万円、経常利益が21・6%増の55億8400万円の増収増益で、営業利益56億5100万円(21・9%増)は過去最高となった。単体でも売上高が205億4200万円(3・0%増)、経常利益が20億500万円(21・9%増)の増収増益だった。
全5事業セグメントとも増収増益と好調に推移した。営業資産残高については、不動産事業において販売用不動産の売却により減少したが、建物リースや航空機リースによりリース・割賦事業の残高が伸長し1903億4500万円(4・5%増)に増えた。売上高をセグメント別に見ると、リース・割賦事業は再生可能エネルギーなど環境関連分野向けを中心に新規取扱高が堅調に推移したことに加え、リース物件売却収入の計上により238億5700万円(18・2%増)に。ファイナンス事業は営業資産の積み上げおよび利息収入等の増収などから21億4700万円(17・1%増)。不動産事業は賃貸不動産による安定的な賃料収入や不動産販売収入の計上、不動産関連手数料の増加などから116億7200万円(17・5%増)。フィービジネス事業は4億8600万円(11・3%増)、環境ソリューション事業は売電収入に加えて環境関連分野向けのエクイティ投資収益が寄与したことで11億5000万円(2・2%増)だった。
2026年3月期は、連結売上高が348億円(11・5%減)、経常利益が56億円(0・3%増)の減収増益を見込んでいる。