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売上高は13・9%増の138億円 グリーンクロスHD中間期
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週刊経済2025年新春特別号
経常は10・2%増の8億4100万円
工事現場向け安全機材販売の㈱グリーンクロスホールディングス(福岡市中央区笹丘1丁目、久保孝二社長)の2025年4月期連結中間決算は、売上高が前年同期比13・9%増の138億円、経常利益は10・2%増の8億4100万円で増収増益だった。
同社は11月1日付で、単独株式移転で㈱グリーンクロスの完全親会社として設立。HDの連結財務諸表の会計年度は2024年5月1日から25年4月30日までの12カ月となるが、上半期の業績については、㈱グリーンクロス分としている。
安全用品のレンタル事業において、環境配慮型商品の開発やIoT関連商品の積極的な提案営業を実施。サインメディア事業では、看板の保守点検業務の広域展開、市場領域拡大への取り組みを強化した。関西地区の万博関連工事や関東地区の需要増加などもあり、増収となった。利益面では原材料やエネルギーコストの高騰はあったものの、増収効果で吸収し増益となった。営業利益は9・3%増の8億2200万円、中間純利益は5・3%増の5億1500万円。中間期としては売上高が14期連続の増収、営業利益と経常利益が9期連続の増益、中間期純利益が12期連続の増益となり、過去最高を更新した。
通期業績予想(HD)に変更はなく、売上高が前期比8・0%増の263億200万円、営業利益が4・8%増の17億2700万円、経常利益が5・2%増の17億3500万円、当期純利益が1・7%増の11億5800万円を見込んでいる。久保社長は「ホールディングス体制に移行し、下期でシナジーをどれだけ伸ばせるかが鍵となる。16期連続の増収増益を目指し、グループ一丸となって取り組んでいきたい」と話している。