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売上高は11・6%増の166億1100万円 力の源HD中間期


週刊経済2024年11月27日発行号

為替影響で経常利益は21%減

 ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングなどの㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、山根智之社長)の2025年3月期連結中間決算は、売上高が前年同期比11・6%増の166億1100万円、経常利益は同21%減の11億7700万円の増収減益となった。

 新規出店に加えて既存店の売り上げが堅調で、シーズナブル商品販売やメディア露出増加が集客増につながった。また、モバイルオーダーやタブレットオーダーの導入など、DX施策に取り組んだことで利益率改善を図ったが、為替の影響もあったことで減益となっている。国内店舗は主力のラーメン店「一風堂」ブランド9店、「因幡うどん」ブランド1店をオープンしたが、6店を閉店したことで店舗数は4店増の149店となった。海外店舗は「IPPUDO」ブランドを中心に台湾4店、アメリカ1店、ベトナム1店、タイ1店を出店した一方で5店を閉店しており、海外店舗数は2店増の144店舗となった。

 通期は売上高が前年同期比10・1%増の350億円、経常利益は5・4%増の36億7800万円を見込む。