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    売上高は1・4%減の95億4800万円  ピエトロ


    パスタ関連で売上高10億円の目標達成

    東証1部上場で食品製造・販売やレストラン事業を展開する㈱ピエトロ(福岡市中央区天神3丁目、高橋泰行社長)の2020年3月期連結決算は、売上高が前期比1・4%減の95億4800万円、営業利益が同9・7%減の4億8600万円、経常利益が10・1%減の4億7700万円で減収減益となった。
    食品事業において国内ドレッシング市場全体の縮小に加え、8月の価格引き上げに伴うドレッシングの上半期売り上げ減少などが影響したほか、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による外食店舗の休業や時短営業などで厳しい結果となった。当期純利益も、減損損失を計上したことなどで同23・2%減の2億2100万円となった。
    事業別に見ると、食品事業は、ドレッシングが8月の価格引き上げに伴い上半期は売り上げが減少したものの、第3四半期以降の売り上げは前年実績を大きく上回り、通期ではほぼ回復。ドレッシングに次ぐ「第二の柱」として営業強化したパスタ関連カテゴリーが好調に推移し、目標とした売上高10億円を達成した。利益面では、ドレッシングが価格引き上げに伴い利益率が改善した一方、スープカテゴリーなど新規事業の育成費用や、運賃値上げなどによる費用が増加した結果、売上高は同0・2%増の69億4700万円、セグメント利益は同2・6%減の18億3700万円と増収減益となった。
    レストラン事業は、前期に不採算店舗を閉店し、減収増益を計画し、今年2月までは既存店が増収増益で好調に推移したが、新型コロナウイルス感染症拡大などによる店舗休業や時短営業などの影響を受け、3月の売り上げが大きく減少し、売上高は同5・9%減の24億3100万円、セグメント損失は2800万円の赤字(前期は3200万円の黒字)と減収減益となった。その他事業(本社ビル等の賃貸)は、売上高が同2・9%増の1億6900万円、セグメント利益が同0・5%減の8900万円だった。
    今期は食品事業で家庭での内食需要の増加が見込まれる一方、レストラン事業では外出自粛に伴う、来客数や売上高の減少などが見込まれるとしつつも、新型コロナウイルス感染症の収束見通しが先行き不透明な状況を踏まえ、業績予想は「未定」とした。

    2020年6月9日発行