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売上高が5・8%減の108億4100万円 はせがわ中間期


週刊経済2024年12月4日発行号

商品小型化や来店組数減などが影響

仏壇販売の最大手・㈱はせがわ(福岡市博多区上川端町、新貝三四郎社長)の9月中間決算は、売上高が前年同期比5・8%減の108億3100万円、経常利益が40・6%減の6億2600万円で減収減益だった。
仏壇・仏具についてはシンプルなデザインで、より小型化した仏壇への移行がみられ、購入単価の下落傾向が継続している。またECサイトなど販売チャネルの拡大や家具販売店、ホームセンターなど他業種の参入による市場変化が顕著で、同社でも来店組数が減少。また、伝統的な形式の仏壇や墓を必要としない顧客が増加したことなどから市場縮小が長期的な問題となっている。このため主力の仏壇仏具・墓石事業の売上が減少したことで5・8%の減収となった。利益面では人件費が昇格・昇進・ベアなどで増加。さらに新規出店や移転、改装、新POS導入などによる費用が増加したことなどから減益となった。
通期では売上高が5・6%増の225億円、経常利益が26・7%減の12億円の増収減益を見込んでいる。