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売上高が21・3%増の332億円 南陽 建機事業がけん引し過去最高益
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福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・株式会社南陽(武内英一郎社長)の2014年3月期連結決算は、売上高が前期比21・3%増の332億2900万円、経常利益が同2・07倍の18億4500万円で過去最高益を更新し、増収増益となった。
営業利益は約2・2倍の18億3300万円、当期純利益は2・05倍の9億4700万円だった。建設機械事業では高水準で推移する公共投資を背景に、中古機械の仕入れ強化と、需要増加が続くレンタル部門の拠店新設などにレンタル用資産への投資を積極的に進めた。また、消費税増税前の駆け込み需要が一部発生したこともあり、販売部門の売り上げも好調に推移。売上高は同25・7%増の139億7200万円、セグメント利益は約3・1倍の14億5500万円で高い伸びを見せた。
産業機器事業では、期の後半から円高是正に伴う輸出採算の向上を受けて電子部品・半導体分野の生産が緩やかに回復。既存設備の維持・更新が中心だった設備投資でも、一部に能力増強や研究開発など積極投資の動きが見られた。この結果、半導体製造装置の販売が好調に推移し、連結子会社の増加もあり、売上高は同18・2%増の188億600万円で、セグメント利益は同6・3%増の7億8100万円となった。また、砕石事業では公共工事関連の受注が高水準で推移したことに加え、太陽光パネル設置工事向けの出荷も好調に推移。売上高は同22・4%増の4億5000万円で、前期1500万円の損失を計上したセグメント利益は100万円となった。
今期の見込みは下期の見通しが不透明なこともあり、売上高が前期比5・2%減の315億円、経常利益が同16%減の15億5000万円。営業利益は同15・4%減の15億5000万円、当期純利益は同5%減の9億円を見込んでいる。