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売上減、操業低下で経常赤字80億円に  安川電機    通期経常赤字65億円見込む


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、利島康司社長)の2010年3月期第2四半期(09年3月21日~9月20日)連結決算は、売上高が983億5500万円で前年同期比48・1%減、経常損益は80億9800万円の赤字(前年同期は166億9700万円の黒字)となった。
 モーションコントロールを中心に、液晶業界や省エネ関連向け、中国、アジア向けなどの受注で一部回復の兆しがあるものの、全般的には低水準で推移。即効性のあるコストダウン強化と経費削減を推進したが、売上減少と操業度低下の影響が大きかった。営業損益は83億7400万円の赤字(同158億3000万円の黒字)、当期純損益は62億6200万円の赤字(同95億1400万円の黒字)となった。今後は、中国やインド、ブラジル市場への拡販、中期的には「ロボティクスヒューマンアシスト」や環境エネルギー分野で新市場創出を目指す。通期業績予想では、売上高で前回予想の2200億円を2280億円に、経常損益で同じく80億円の赤字を65億円の赤字に修正した。