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売上低迷、円高で経常赤字  日本タングステン   通期も下方修正


 金属の精製・加工、ファインセラミックなど製造販売、日本タングステン株式会社(福岡市博多区美野島1丁目、吉田省三社長)の2010年3月期中間期(09年4~9月)連結決算は、売上高が38億9700万円で前年同期比36・1%減、経常損益は3億9200万円の赤字(前年同期は3億2100万円の黒字)となった。
 主要事業の粉末治金事業や産業用機器事業が若干回復基調にあるものの低調に推移したため減収となった。また拡販強化や諸経費の削減、人件費の圧縮など収益改善に取り組んだが、売上げ低迷や円高の影響、たな卸資産評価損の発生などで赤字となった。営業損失は4億1900万円(前年同期は2億1000万円の黒字)、4半期純損失は3億8300万円(同2億600万円の黒字)。事業別の売上高は、粉末治金事業が、デジタルカメラ関連用の超精密加工品および液晶関連部材用のタングステン・モリブデン棒製品の受注が徐々に増加したものの、回復の遅れから売上げが大幅に減少したことなどで、37億3000万円で前年同期比34・8%減となった。産業用機器事業は半導体関連設備の大幅な減少で、売上高1億6100万円で同52・2%減。その他の事業は商品販売などの大幅な減少を受け、500万円で同85・1%減。
 通期の予想は厳しい状況が続いていることから、当初予想からの修正を発表し、売上高86億円(前回予想から4・4%減)で前期比16・2%減、営業損益4億1000万円の損失(前回予想500万円の損失)。経常損益は3億9000万円の損失(同9000万円の黒字)で、当期純損益は3億7000万円の損失(同1億1000万円の黒字)。