NEWS
- 地域
増収も売上総利益率低下や物流経費増加で減益 ヤマエ久野 消費低迷や夏場の天候不順が影響
Tag:
食品関連と住宅関連を軸とした九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野株式会社(福岡市博多区博多駅東2丁目、網田日出人社長)の2014年9月中間期連結決算は、売上高が前年同期比1・9%増の1718億7700万円、営業利益が8・0%減の7億6700万円、経常利益は6・7%減の9億9200万円と増収減益となった。
各事業での新規取引先の獲得や既存取引先でのシェアアップなどで売上高は前年同期と比べて32億7300万円の増収となったが、利益面は消費税増税後の消費低迷や夏場の天候不順による季節商材の不振などの厳しい事業環境に伴う売上総利益率の低下や物流に係る経費などの増加で、営業利益、経常利益ともに減益となった。純利益は子会社株式を追加取得したことによる負ののれん発生益と建物等の移転補償金を特別利益に計上し、122・8%増の10億5800万円と大幅増益だった。
通期の連結業績は売上高が4・1%増の3600億円、営業利益が1・4%増の26億円、経常利益が2・8%増の30億円、当期純利益が62・6%増の17億円の増収増益と現時点では変更していないが、今後の状況が不透明なため、業績推移に応じて修正が必要となった場合は速やかに開示するという。