NEWS

  • 地域

地場企業向けにインストア販促支援事業  セブンマーケット    まず有力書店チェーン店内で


 通販カタログなどの流通ロケーション開発・管理、株式会社セブンマーケット(以下セブン社、福岡市中央区薬院1丁目、内田幸雄社長)は、4月から福岡を中心とした九州の地場企業向けにリーフレットやポスターを活用したインストア販促支援事業を開始する。
 同社は大手通販会社などの負託を受け、全国のさまざまな流通チェーン約8百社2万店舗でカタログなどのインストア販促を展開しており、在京、在阪の企画会社を抑えて、創業から数年で全国展開を果たしたノウハウを駆使し、地場企業向けの販促支援事業を展開する。すでに「最も問い合わせが多い」(内田社長)という書店チェーンとのコラボ企画が動き出しており。まず、書店でのポスター掲出やリーフレット設置の相談にすぐ対応できるインフラ整備を4月に福岡県全域で百店舗、5月から九州全域2百店舗で展開。積文館書店や福岡金文堂、黒木書店、明林堂書店といった福岡で展開する有力チェーンと合意しており、これまで実績のある全国チェーンの福岡県内の大規模書店とも交渉を進めている。
 また、スーパーやドラッグストアなどのチェーン店であれば、店内のリーフレット設置と店内CMを連動させた企画や、大型のショツピングセンターでの販促ブースの展開と店舗周辺でのポスティングを併用した企画など、これまでにない独自のメディアミックス企画も提案していくという。内田社長は「既存の広告展開ではなく、企業毎にその営業フィールドにあわせた広告展開枠(タッチポイント)を開発し、採算的にも現実的なプランを立て、他社が簡単にまねできない集客施策として確立し、成功に導きたい」と話している。
 同社は03年6月創業、05年12月設立。資本金1千万円。従業員は10人。今年8月期売上高は4億37百万円。内田社長は北九州市小倉北区高坊出身。1963年10月24日生まれの48歳。八幡大学(現九州国際大学)経済学部経営学科卒。86年大阪有線放送(現株式会社USEN)入社、ブロードバンド事業部課長などを経て、03年6月起業。趣味は読書とベースギター。