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国内有数規模の図書館が開館 福岡大学 138万冊収容の自動書庫も設置
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福岡大学(福岡市城南区七隈8丁目、衛藤卓也学長)は7月2日、七隈キャンパス内に地上7階地下2階建ての中央図書館(6~7階は大学院)を開館した。
創立75周年記念事業の一環として2010年2月に着工。今年3月末に竣工した後、蔵書・資料を移設するなど開館準備を進めてきた。総工費は約66億円。延べ床面積は1万7219平方m。総収容能力188万冊、総閲覧座席数約2千席は国内有数の規模。また、利用者が端末操作で蔵書・資料を自動的に取り出せる「自動書庫」を地下に設置。3万4千個のコンテナに約138万冊を収容でき、これは国立国会図書館関西館(京都市)の約140万冊に次ぐ規模で九州最大。このほか館内にはディスカッションやプレゼンテーションを通して共同学習するスペース「ラーニング・コモンズ」や「グループ学習室」などがあり、同大では「学生の自主的な学習(アクティブ・ラーニング)を支援していく重要な拠点」と話している。なお、旧図書館と同様に試験期など混雑する期間を除き、市民も館内での閲覧が可能。