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嘉麻市の訪問介護事業所を飯塚市立病院前に移転 麻生介護サービス


週刊経済2022年10月12日発行

名称を飯塚ケアセンターに改称

訪問介護・居宅介護支援、福祉用具レンタル事業の麻生介護サービス㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、栁倫明社長)は、10月1日付で嘉麻市牛隈の訪問介護事業所を飯塚市弁分(べんぶん)に移転した。
同社ではコムスン事業承継以降、2回の事業所移転を経て嘉麻市で訪問介護事業を継続してきたが、近年の担い手不足によるスタッフ確保難や同エリアにおける市場規模の低下を背景に事業所配置を見直し。飯塚市に移転することで経営環境を改善するのが狙い。場所は飯塚市立病院正面口の北側、タカサキ薬局の隣接地。今回の移転に伴い、事業所名もアップルハート嘉麻ケアセンターから「アップルハート飯塚ケアセンター」に改称している。フロア面積は66・1㎡で、旧事業所の約1・3倍規模。同事業所のスタッフ数は正社員4人、パート9人の計13人。同社では「飯塚市内には飯塚病院や麻生メディカルサービスなどグループ企業もあるため、相乗効果も見込める。まずは、訪問介護事業所として地域から信頼を得、今後、居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)の開設も併設検討するなど事業規模を拡大。麻生グループの地元である飯塚市内で高齢者の自立した生活をサポートしていきたい」と話している。
同社は2007年8月に設立。資本金は1億円、従業員数は1190人。売上高は45億1800万円(2022年3月期)。現在、通算98事業所を展開している。